・世界の法の日
1965年の今日、ワシントンで「法による世界平和」についての国際会議が開催されている。この会議で国際間に法の支配を徹底させることで世界平和を確立しようという宣言が採択されたことを記念したもの。
・司法保護記念日
犯罪の予防と犯罪者に対する更正の道を見守る司法保護司や保護機関の働きについて、多くの人の理解を得る目的で設けられた日。1933年に各地の司法保護事業団が設けた「司法保護デー」がその始まりといわれている。
乃木 希典(ノギ マレスケ)
「乃木大将」と親しまれた明治の軍人
東郷平八郎とともに日露戦争の英雄とされ、「聖将」とも呼ばれた。若い頃は放蕩の限りを尽くしたが、ドイツ帝国留学において質実剛健なプロイセン軍人に感化され、帰国後は質素な生活を旨とするようになったという。また、明治天皇の後を追った乃木夫妻の自殺は、殉死として美談にもなった。山口県、栃木県、東京都、北海道など、複数の地に乃木を祀った乃木神社がある。作家司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』などの作品により、軍事的才能が皆無の「愚将」との評価が定着していたが、近年再評価されつつある。
長府藩士乃木希次の子として江戸麻布の長府毛利藩邸に生まれた。乃木家は代々医をもって江戸長府藩邸に仕えていたようだが希次の時禄高八十石の馬廻格として士分に取り立てられた。幼名を無人(なきと)、のちに源三(げんぞう)、文蔵(ぶんぞう)と改名。1858年、十歳のとき、父と共に長府へ帰り、幕末の争乱の最中、十五歳で集童場へ入る。ここで桂弥一、滝川辯三らと共に学んだ。のち松陰の叔父にあたる萩藩の玉木文之進の指導を受け、つづいて萩藩校の明倫館に入学した。1866年6月に小倉戦争がはじまると、彼は萩から長府へ帰り、報国隊に加わって活躍した。このとき十八歳、彼が経験したはじめての戦いだった。1869年には伏見親兵兵営に入り、ここでフランス式の軍事訓練を受け、職業軍人として歩みはじめた。二十三歳で陸軍少佐に任官、1877年二十九歳のときには第十四連隊長心得として西南の役に出陣したが、熊本城攻撃の最中に連隊旗を失うという事件が発生し、生涯彼の心に大きな負担を与えつづけ後の殉死に至る大きな要因となった。1886には年ドイツ留学、同二十一年帰国。このドイツ留学後、彼はその生活態度を一変させ、以後「乃木式」と呼ばれる質実簡素な生活が始まった。1892年、彼が四十四歳のとき、一時軍を退いて栃木県那須で農耕生活に入ったが、二十七年に日清戦争がはじまると第一旅団長として参戦、また三十七年に日露戦争がはじまると第三軍司令官として旅順要塞の攻略戦を指揮した。
このとき彼は二人の息子を戦いで失い、名高い「山川草木転荒涼・十里風腥新戦場・征馬不前人不語・金州城外立斜陽」の詩を残した。明治四十年、五十九歳のとき明治天皇の要請で学習院院長に就任、彼の人間性が教育の面に強く浮き彫りされた。希典が妻静子と共に、東京赤坂の私邸で自刃したのは1912年、六十四歳の秋で、終生敬愛した明治天皇の死に殉じたものだった。この事件は当時の社会にあってきわめて衝撃的にうけとめられ、結果的に死後乃木の盛名をさらに高からしめることになった。この事件を題材とした作品として夏目漱石の「こころ」、森鴎外が「興津弥五右衛門の遺書」などを挙げることが可能だろう。
野木は詩人としても非凡な才能を持ち、書にも巧みであった。
長府には、長府博物館・乃木神社宝物館・豊浦小学校教育資料館・長府図書館等に数多くのゆかりの品が、今も保存されてる。
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- 1912年 - 明治天皇の大葬が行われる。同日乃木希典大将が夫人とともに自宅で殉死。
- 1942年 - ドイツ軍がスターリングラードに攻撃し、スターリングラード攻防戦が始まる。
- 1968年 - アルバニアがワルシャワ条約機構を脱退。
- 1997年 - マザー・テレサのインド国葬が開催される。
- 1876年 - シャーウッド・アンダーソン (Sherwood Anderson)-小説家。(+ 1941年)
- 1925年 - 森本 哲郎 (モリモト テツロウ)-評論家。
- 1931年 - 山田 洋次 (ヤマダ ヨウジ)-映画監督。
- 1933年 - 小堀 桂一郎 (コボリ ケイイチロウ)-比較文学者。
- 1935年 - 宮内 義彦 (ミヤウチ ヨシヒコ)-オリックス会長、球団オーナー。
- 1592年 - ミシェル・ド・モンテーニュ (Michel Eyquem de Montaigne)-随筆家。(* 1533年)
- 1912年 - 乃木 希典 (ノギ マレスケ)-「乃木大将」と親しまれた明治の軍人。(* 1849年)
- 1977年 - レオポルド・ストコフスキー (Leopold Stokowski)-ロンドンに生まれ、主にアメリカで活動した指揮者。(* 1882年)
- 猫柳
- 花言葉:自由